最近の読書、これからの読書と音楽

 本当は今日、スタニスワフ・レムの「枯葉熱」という中編小説について書くつもりでいたのだが、うまく整理ができない。読むのが本当に難儀な小説で、1月29日に読了したのだが、読んだ後の疲労からしばらく立ち直れなかった。でも難儀な小説だったが内容は重く深くて色々考えさせられたし、けっして明るい話ではなかったが、読了後はそれなりの達成感も感じた。スタニスワフ・レムは凄い。たしかに凄い。もっと色々読んでみたい。またこちらもいろんな知識をもっともっと付けてまたこの人の小説を再び読み返してみたい。それぐらいの敬意は払ってもよい作家だとおもう。
 ただ「枯葉熱」読了後は気力体力消耗して、ボルへスの「伝奇集」を読もうとしたものの、頭が疲れてるせいか、この小説は全然自分の頭の中に入ってこない。河口慧海の「チベット旅行記」が無かったら、おそらく何も読まずにいたかもしれない。
 「チベット旅行記」は読みやすく話も大変おもしろい。この旅行記の存在を知らなかったことを本当に恥じている。これについては読了後語る予定。
 また今日は2週間ぶりに図書館に行った。読みたい本はたくさんあるのだが、もう一回読み返したいということで、池澤夏樹の「異国の客」を延長。チベットつながりで渡辺一枝の「私のチベット紀行」、なんとなく読み応えありそうな森まゆみの「寺暮らし」と、紀行、エッセイを借りる。何時読むんだろう?

 今日は子供と部屋の中で遊んでいる時、何の気なしにBGMが欲しいと思って、カルロス・クライバー指揮のウィーンフィルニューイヤーコンサートのライブをかけたら、意外にも娘に好評だった。このCDの最後の曲の
ラデツキー・マーチにノリノリで手拍子しながら部屋の中を行進し始め、かけたこっちが驚いた。
 子供に感化されてか、読書に飽きた時、僕もiPodでクラッシックでも聴こうかな。とホルショフスキーとシロス修道院合唱団を取り込んでみた。僕の趣味も滅茶苦茶だね。

今日はここまで

グレゴリアン・チャント ~グレゴリオ聖歌

グレゴリアン・チャント ~グレゴリオ聖歌

ミエチスラフ・ホルショフスキー・カザルス・ホール・ライヴ1987

ミエチスラフ・ホルショフスキー・カザルス・ホール・ライヴ1987