大地と日本の霊性
- 作者: 鈴木大拙
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1972/10/16
- メディア: 文庫
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要約すれば、日本における霊性は、鎌倉時代の親鸞による浄土真宗と、禅によって始まった、といのがこの本の主張らしい。僕は不勉強で親鸞や浄土真宗についても良く知らず、この本の主張についても正直なところよくわからない、というのが本心だ。でも日々の暮らしの中で、例えば畑仕事のようなものでも、一鍬毎に念仏を唱えて行えば、それが仏行である、という鈴木正三道人の文句が紹介されているが、それの文章には少々シビれた。今後、親鸞、法然、浄土真宗についても勉強しなくては、と考えている。
白川静の本を読んだ時も思ったのだが、こういう本を読む時は、古文の知識も欲しい。引用されている古文については、直感と気合いで「まあこんな意味だろう」と推測しつつ読んでいるのだが、それでは本当に理解したとは言い難い。やれやれ。