疑似異国体験、旅の本
今日は近所の公園にお付き合いしたり等、日中はみっちり子供の相手。読書は合間を見て、池澤夏樹の「異国の客」を読む。おおよそ半分読んだろうか。この本は池澤夏樹のフランス・フォンテーヌブロー滞在記だ。
僕は、気楽に読書をしたい時、旅行記とか海外滞在記を良く読む。習慣や文化の違い等の知識も得られる実益があり、また読書を中断しやすく再開が容易という利便性もある。育児に追われるパパが片手間に読むのにちょうど良いというわけだ。テレビの旅番組も結構みてしまう。これは「兼高かおる世界の旅」や「驚異の世界」、「新日本紀行」が好きだった親父の影響が多分にある。
最近読んだ、そのジャンルでおもしろいと思った作品は、ブルース・チャトウィンの「パタゴニア」、星野博美の「転がる香港に苔ははえない」、ロバート・ハリスの「エグザイル」、ゴルゴ内藤の「太陽と風のダンス」か。村上春樹の書いた旅行記、滞在記はどれも面白い。過去に遡れば、藤原新也の「全東洋街道」、沢木耕太郎の「深夜特急」、開高健の「オーパ!」のシリーズもよかった。椎名誠の一連の旅行記も結構読む。林望のイギリスものもよかった。こんな風に書いてみると本当にいっぱい読んでるね。
実際の旅行も嫌いではないのだが、海外旅行は4回切り。国内を貧乏旅行してるうちに社会人となってしまい、金を稼いでも時間貧乏となり、海外はおろか国内もままならぬ身となった。そういえば親父も、海外旅行は定年後に行ったハワイの1回きりだ。
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