読書と泣く子とCDマガジン

 昨晩眠気を堪えつつブログを更新し,ベットに入ったのは午前1時。今朝子供に起こされたのは9時半。久しぶりに8時間以上眠った。午前中は珍しく娘が「パパ邪魔」ってな感じで絡んでこなかったので、これもまた久しぶりにのんびり読書。森まゆみの「寺暮らし」読了。
 恥ずかしながら、図書館にて何となくこの本のタイトルに惹かれて借りるまで、森まゆみなる方については全然知らなかった。読んでみればなかなか上質のエッセイで、本当に面白かった。僕は埼玉のいわゆる「東京郊外」育ちのせいか、この本の中の東京の庶民的な街暮らしの風景がとても新鮮に見えし、この本に出てくる人たちが本当に興味深い。インテリアから、不動産について、ご近所との交流といった日常的なことから、同潤会アパート、丸ビル、学校給食まで、著者の視点は幅広く、さらっと深いことを言ってる。なかなかいい。とりあえず図書館でまたこの人の本を借りようっと。
 
 午後になるとさすがに読書に疲れて、気分転換と軽い運動ということで、娘と一緒に近所の公園へ。そこでおよそ1歳半ぐらいの、僕と視線が合うと必ず泣いてしまう女の子に遭遇。彼女は単なる人見知りで泣いたのか、大人の男性が怖くて泣いたのか。旅行先のパリでのことだが、前を歩いていた日本人団体一行一人一人に金をせびっていたジプシーの物乞いの女の子も、僕を一目見るなり避けたことがある。そんな経験があるせいか、自分見て泣く赤ちゃんがいても、まあしかたあるまい、というところだ。その子のママが恐縮してあやまっていたが、かえってこっちが照れてしまった。泣く子には敵わんね。

 ついさっきまで青山ブックセンターで見つけたCDフリーマガジン「CINRAmagazine」を読んでいた(+見ていた+聴いていた?)。僕が遅れてるだけかもしれないが、最近のフリーマガジンもいろんなものがあるものだ。この中で紹介されているインディーズの音楽が良い。近頃の若者も頑張ってるじゃないか、と聴きながら感心する。聴いてるうちに無性にライブに行きたくなった。
 
 てなわけで今日は久しぶりにのんびり1日。今夜もいっぱい眠って、溜まりに溜まった睡眠不足を解消しよう。

寺暮らし (集英社文庫)

寺暮らし (集英社文庫)