眠れるからだの再生

 丁度一週間前の月曜日、かなりのトラブルが起きて先週はずっとあたふたしていた。睡眠不足にさらに拍車がかかって、休日の土日ですらじっくりと眠れない。そのトラブルのことが頭から離れず、そのことばかり考えてしまってなかなか寝付けず、またなんとか眠れたとしても、夜明け前には目がさめてしまう。この一週間の平均睡眠時間は4時間程度だろう。正直なところそのトラブルにはかなり凹んだ。精神的にも身体的にもかなり疲れた。正直ノイローゼに近いところまで来ていた。
でも周囲の多くの人から、僕の方が正しい、と声をかけられ、今何となく立ち直りつつある。
 
 最近、自分とその取り巻く世界との関連についてよく考える。取り巻く世界は僕に何をさせようとしているのか?僕という存在は何か?という問いの答えは「取り巻く世界」に対する関与のあり方で決まるのではないか?

 読書は、現実から逃避するのではなく、現実を対処するための知識を得て、関与のあり方を決断するためのものだ。

 なにはともあれ、眠れるからだを再生させるところから始めるつもり。
 読書生活も再スタートだ。
 
 今週はミシェル・ウエルべックの「闘争領域の拡大」を読むつもり。 
 それからペン習字がてら、ボードレールの詩を書き写している。写経ならぬ写ボードレールだ。
 こんな行為が果たして自分の未来へ繋がるのか?
 とにかくしばらくは、考えることより眠ることを優先しよう。


闘争領域の拡大

闘争領域の拡大

悪の華 (新潮文庫)

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