近況と、ある思い出から気付いたこと

近況

 風邪は治ったのだが、鼻の奥が詰まっているのが残っている。なんとなく蓄膿症の症状に近い。一難去ってまた一難。なかなかすっきり晴れない梅雨のような我が人生。そんな感じ。
 昨日は仕事終了後、風邪で中断していたジムでのトレーニング。マシンを使った筋力トレーニングとバイク30分10km。10日ぶりに汗をかく。

 前回のブログで「僕を知りえない人々とつながりを持ちたい」なんて書いたものの、さて何をどう書こうか、まったくよい考えが浮かばない。あれから何冊か本を読んだり、音楽聞いたり、ケーブルTVで映画を観たりしているものの、なんというか、流行から離れた僕の個人的興味から着目したのがほとんどで、それを知らない人にも面白く書くというのは結構難しい。丁寧に説明したら、くどくどと話が長くなりそう。くどくどと長い話は、読む方も辛い。僕もあまり読みたくない。最近、「面白く書くこと」を考えるだけでなかなか書くところまでたどり着かない。それじゃいけないだろうと、今日は思いつくまま書いている。いわば居直り、ある意味逆切れだ。
 

ある思い出話からの追想

 今日はちょっと暑かったおかげか、昼休みちょっと外出した時、なかなかの美貌で大胆な夏服を着た若い女性とすれ違った。オヤジとはいえ自分も男だからときめいたりしたわけだけど、同時に昔に比べたら冷静になったな、と感じたりして、10代、20代のころだったら、なんかもっと大きくときめいて、興奮していたろうな、なんて考えたら、ふとそのころの恋愛が全くうまくいかなくて悶々としていたどうしようもない頃の自分を思い出してしまった。
 出会いが乏しくて、それなりに頑張って女性と知り合っても、なかなか自分と合う人に巡り会えない。友達と遊んでもどこか虚しくて、寂しい気持ちを埋めることができない。自分の中に激しい欲望があって自分でも持て余していて、自分を苦しめているその欲望を解放し、自分を愛し受け入れてくれる人をひたすらに渇望する。ある意味病気にかかった感じで、精神的にも不安定だった。ちょっと優しくしてくれる女性が現れると、自分本位に強引に無理矢理口説いたりした。本当は好きでもないのに。
 一体何だったのだろう?未だにその時期の気分を簡単明瞭に説明できる言葉を僕は見つけていない。
 だけど、このことを思い出したら、映画「バベル」の菊池凛子の役が結構リアリティあるかも、と感じてきた。下着無しで歩いたりはしなかったけどね。でもなんかあの役に説得力を感じてきている。
 「バベル」の菊池凛子的行動をしたい、ついしそうになった、もしくはしたことがある、という人がいたら、程度の問題というのはあるけれど、多分あなただけということは絶対無い、と言ってあげたい。


最近読んだ本

 
これらの本についてはまたいずれ語る予定。

 ロバート.A.ハインライン 「宇宙の戦士」
 asin:4150102309


 桐野夏生 「魂萌え」
 

魂萌え !

魂萌え !