落ち着かないこのごろ

 職場でいろいろとトラブルが続き、なにかと落ち着かない。情報交換、善後策協議、ストレス解消、気分転換などを目的に火、木、金と飲みに行く。ちなみに月、水はジムでトレーニング。今週は忙しかった。そして疲れた。
 金曜日のランチタイムにこんなカフェを見つけた。店のなかに大きな本棚があり、珍しい本が沢山置いてあった。古本屋だったオーナーが開いたカフェらしい。音楽もアンビエント系の落ち着いた雰囲気。そこでランチセットのフォーを食べ、コーヒーを飲みながら、その本棚にあったマゾッホの「残酷な女たち」をペラペラめくって、しばし職場のごたごたを忘れる。

残酷な女たち (河出文庫)

残酷な女たち (河出文庫)

 
 レヴィナスの「存在の彼方へ」がなかなか読み進まない。まあこの手合いの本が簡単に読めるわけがないのだが・・・
 前回に書いた「ここにいるのが何故僕なのか?」という永遠の問いについて、永遠と書いたのは、それには答えが無いのがわかっているからだ。問題なのはその問いが生まれた状況の方だ。僕は今自分がいる「ここ」に違和感を感じるからこそ、その理由を自らに問う。その状況が別の自我を目覚めさせる。ならば、ここにいる理由が問題なのではなく、その状況を受け入れられないそのことが問題なのではないか。そして、その状況を受け入れられないという事実を認識し、さらに「その状況」を受け入れ、為すべきことを考えることが重要ではないか。
 レヴィナスを読みながら、そんなことを考える。
存在の彼方ヘ (講談社学術文庫)

存在の彼方ヘ (講談社学術文庫)