げんなりする日々

 実は昨日、精神的にかなりげんなり落ち込んでいた。カミサンと子供がお出かけしている間、NHK−BSで放送してたドキュメンタリー「証言記録 マニラ市街戦〜死者12万 焦土への1か月」を見たからだ。第2次世界大戦における日米のマニラでの戦闘がこの内容と知らなかったので、この番組を心底驚いて呆気にとられて見いってしまった。スパイ容疑をかけられたフィリピン人に対する日本軍の残虐行為もひどいが、米軍の桁違いの砲撃もひどい。結果その戦闘での死者は米兵100人、日本兵1万、フィリピン人10万(!)フィリンピン人の死者の大半は民間人でむろん女性子供も含まれる。この番組では戦闘終了後の写真をそのまま放送していたが、「むごい」という表現だけでは足りない感じ。地獄図そのものだ。がれきの中で折り重なっている幼い子供達の遺体の姿が、瞼の裏に焼き付いて離れない。こんなことにかかわらないためにはどうしたらよいか、こんなことをさせないために自分のできることはなにか、とにかく考えて考えて明日は今日より賢くなれるようにがんばらねばと、しみじみ思った。当時の写真をみて、これを放送するには残酷すぎるという意見もあるかもしれない。でも僕は放送したのは間違っていないと思う。これは未来に伝えるべきことだ。
 
 今日は町内の子供会関連のイベントがあった。小学生が対象なのだが、幼稚園児も制約付きながら参加OKと聞いて娘と出かける。小学生の姉がいる娘の幼稚園仲間も参加していて、娘も結構楽しんでいたようだ。自分の娘が子供同士で普通に世間話をしてる姿を見て少し不思議な気持ちになる。成長したよね〜って感じだ。金魚のつかみ取りから、カレーの炊き出し、最後にビンゴ大会と10時〜14時と子供たちとみっちり。そのイベント終了後は娘を伴ってスーパーへ買い物。子供相手に気も体力も使い、背中の痛みもぶり返す。本当にヘトヘト。
 とはいえ、これは幸福の1形態だ。過酷だけど。