ヨーガ・スートラ
自分の通っているジムのヨガをレッスンを受けているのだ、先日はいつも行ってる曜日のレッスンが仕事の都合でジムに行けず、別な曜日のを受講した。判っていたものの、ヨガもインストラクターが違うと、その内容もかなり違うものだなあ、と軽いショックを受けた。ヨガにも人によって時代によって様々な解釈とスタイルがあるのは理解している。自分の好みが万人の理解を得られるとは思っていないが、ヨガに「ディープ・フォレスト」とか「エニグマ」は似合わない。ポーズそのものはヨガのスタイルであっても、その手合いの音楽のリズムに合わせて動くとなると、自分にはそれがヨガのように思えなかった。
自分の思うヨガの魅力は、見た目では判りにくいがかなり筋力とバランス能力を必要とするスポーツとしての奥の深さと、そのヨガがそもそも競い合う事を目的としたものではなく、己の内面に向かう「行」という側面の神秘性だ。いくらなんでも、ありきたりのヒーリングミュージックなんてBGMをかけられると、その神秘性が損なわれてしまうように感じてしまう。
ヨガの聖典であるヨーガ・スートラを読むと、意外にも密教や禅宗の類似性に驚く。ヨガは、形態は違っても悟りを得るための座禅と同じ「行」の一種らしい。体にも心にも効く神聖な「行為」というわけだ。やはりBGMもそれなりの気配りが欲しいところだ。ディープ・フォレストもエニグマも音楽的には好きなのだけどね。
- 作者: 佐保田鶴治
- 出版社/メーカー: 平河出版社
- 発売日: 1983/08
- メディア: 単行本
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