最悪の恋の結末とは

彼女の証言1

 いろいろ話し合ったんですよ。私の想いも伝えたし。でも結局、長く付き合う気持ちが彼にないっていうことが判って、こっちが真剣だっただけに、最後は喧嘩になっちゃって。一昨日の土曜の夜っていうか日曜の朝というか、私、もう腹立っちゃってガンガンお酒飲んじゃって、閉店直前の彼の店でわーわー文句言って、仕舞には彼のことを殴る蹴るで・・・あの店の近辺には行けなくなりました(笑)。もう家にもどうやって帰ったのか憶えてないんですけど、翌朝起きたら痣だらけで(笑)いえ、彼には殴られてないです。その辺はわきまえた人で、確かにそういう面ではいい人でしたよね。なんか逆上してちょっと馬鹿な悪いことしちゃったですね。でもスッキリしました。

彼女の証言2

 スッキリしたとは思ったんですけど、昨日(月曜日)友達と飲んで彼の愚痴を話してたら酒が止まらなくなって、家にどうやって帰ったか憶えてないんですよ。そして朝起きてケータイの送信履歴をみたら、色んな人に電話掛けまくってて、その中には次の恋相手として何とかしたいなあなんていう人もいて、でも私なに喋ったか憶えてないんですよ。もうどうしようって感じです。

彼女の証言3

 あのどうにかしたい人と今度鍋パーティをすることになりました。何とか電話がつながって謝ったところ「全然気にしてないよ」ということで良かったです。そしたら共通の知り合いのお宅での鍋パーティに誘われて、まあとりあえずそういうところから少しづつやって行こう、って感じですね。

そして

 証言1〜3の彼女の話を昼休みのスターバックスで3日間に渡り聴かされた。なんか妙な形でなつかれてしまったなあ、というのが正直な感想だ。でもまあ、悪い感じは不思議としない。何も無いまま悶々とするぐらいなら、打ち当たって砕けるくらいがいい。立ち直りが早いならなおさらだ。でもどうして彼女は僕にそんなことを語ったのか、その理由は相変わらず不明。今週は静かな昼休みになるだろうか?